初めての海外旅行で、「意気地なし」の自分を発見・・・?
役場職員の安〜い給与も毎年順調に改定され、「 職員旅行の行く先も海外に 」 などと贅沢が言えるようになり、 誘われるままに、 当時の海外旅行初心者コースの定番、 香港 ・'タイ ・ シンガポールの旅に出ました。' |
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少女が小船で近づき、手製の小物を売りに来た。 |
「 それでは皆さん、 今からは国際交流の時間です 」と、 ガイドのおばちゃん。建物の中に一歩入ると、 眩いばかりに広がるガラス張りのひな壇に、 若い女性が何十人と並んでいるではありませんか! い ・ 一体これは!?と要領を得ないでいると、 おばちゃんガイドと 何やらひそひそ話をしていた'マネージャー風の男性が、「'さあさあ、 お好みの子の番号をどうぞ。 早い者順ですよ」 と流暢な日本語で説明をするのです。 あわわ'・・・ 冗談でしょ? とんでもないとばかりに、 友人の'Rと2人で店を出ようとすると、 後ろから'おばちゃんガイドの怒声が聞こえてきました。 「 いくじなし〜! なし〜 なし〜 なし〜 ・・・ (リフレイン効果)」 (それからしばらくの間、 R氏と顔を合わせる度に、 「あ、いくじなしだ」と声を掛け合って喜んでいました) おばちゃんにしてみれば、 ツアーガイドの安い給金をカバーできる恰好のアルバイトだったのでしょう。 '果たしてあの夜、 わがグループでどれほどの上がりがあったのでしょう? 翌朝、隣室のT氏が、 出発の準備をしている頃にホテルに戻って来たことについて、 誰も問い詰める人はいませんでしたが。 |