彼との出会いは30年前。当時の挾間町役場に、元気でノリのいい新人が入ってきました。 所属する課を同じくすることはありませんでしたが、ともに町や商工会が開催するあらゆるイベントに関わり、またアフターファイブ、休日でのつきあいも繁々とありました。 ここだけの話、独身時代に拙妻との初デートで、1対1のシチュエーションに自信がない小生は、妻の妹に加え、彼(既に婚約者がいた!)に頼んで来てもらったこともありました。 やがて、大きな志をもった彼は町役場を退職、地域公共サービスを担う公務員や、公共民間労働者の連帯組織である「自治団体労働組合(自治労)」に転職し、県本部の委員長という要職を担っていました。 「体調を崩して入院している」との話は耳にしており、心配していたところ、一カ月ほど前に「退院しました!」とわざわざ会いに来てくれました。 ただ、いつも食欲旺盛で、酒席も難なくこなしていた頃とは見まごうばかりに、極端な痩身になっており、おぼつかない足取りも気がかりでしたが・・・・・。 6月6日夜、訃報が飛び込んできました。 人の死には何度か向き合ってきましたが、友人の、それも自分より若い場合は、なかなか気持ちの納まりがつきません。 小生などとは違って人望厚く、将来を有望視されていただけに残念でなりませんし、ご家族の心中を思うと気も心も重くなります。 最後に会った日はもちろん、いつも、どんなときも前向きだったよしろーちゃん、貴方の生き様はしっかりと心に留めておくよ。 いずれ会いに行くんで、そのときいつもの面白おかしな話をしようね。 (2021.6.6命日、合掌) |
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そういえば、中国、ヨーロッパ、オーストラリア・・・海外旅行でもいつも一緒。彼は旅の楽しさをも倍増させてくれました。 |